実践コース|バレー整体アカデミー

バレー整体アカデミー 実践コース

障害を改善させるストレッチ技術を学ぶ


学びコースで得た理論を、現場で活かす技術へと昇華させる。ジュニアバレー指導者を対象に、選手の身体を守るための実践的スキルを体系的に習得していく。

正しい知識は、不安を解消する

保護者の参加も歓迎する。共に学び、選手を守れる指導者を育成していくことが本コースの目的である。

実践コースの全体構成

実践コースの全体構成

4回の講座を通じて、バレーボール特有の障害に対する理解と実践技術を段階的に習得する。
各回は一貫した学習フローで構成され、理論から実技まで体系的に学べる設計となっている。

第1回:障害と外傷
現場で見分ける基礎知識を習得する
第2回:膝の障害
ジャンプ動作に関わる膝を理解する
第3回:肩の障害
スパイク動作と肩の関係を学ぶ
第4回:腰の障害
全身連動で改善へ導く技術を磨く

修了後は極みコースへの進級が可能となり、さらに高度な技術を追求できる。

学習フロー|フローチャート形式

各回共通の学習フロー

📘
理解する
構造とメカニズムの基礎知識
🔍
分析する
障害が起こる原因を特定
📡
好発部位を知る
バレー特有の障害箇所
🛡️
予防法を学ぶ
事前対策とトレーニング
実技実践
現場で使える技術習得
第1回:障害と外傷の違いを現場で見分ける

第1回:障害と外傷の違いを現場で見分ける

指導現場で最も重要なのは、障害と外傷を正確に区別できる力である。繰り返しの負担による障害と、
瞬間的な衝撃による外傷では、対処法が根本的に異なるためだ。

1
理解:障害と外傷の違い
繰り返しの負担による障害と、瞬間的な衝撃による外傷の本質的な違いを学ぶ。発生メカニズムの理解が適切な対応の第一歩となる。
2
分析:原因の特定
練習量、フォームの問題、休養不足、環境要因など、多角的な視点から原因を分析する手法を習得する。
3
好発部位:膝・腰・肩
バレーボール選手に特に多い膝、腰、肩の障害について、それぞれの特徴と発生パターンを理解する。
4
予防法:負荷管理
適切なウォーミングアップの方法と、選手の状態に応じた負荷管理の技術を学ぶ。
5
実技:触診と評価
実際に触診技術を練習し、障害の早期発見と初期対応のトレーニングを行う。
第2回:膝の障害を理解し、現場で対処する

第2回:膝の障害を理解し、現場で対処する

バレーボールにおいて最も負担がかかる部位の一つが膝である。
ジャンプと着地の繰り返しが膝に与える影響を理解し、適切な対処法を身につけることが本回の目標だ。

🦵
膝の構造と動きを理解
ジャンプ・着地動作における膝のメカニズムと、各組織の役割を学ぶ。
📋
原因分析
オーバーユースと成長期の骨端線への負担が主な原因となることを理解する。
📍
好発部位を把握
ジャンパー膝、オスグッド・シュラッター病など、典型的な膝障害を学ぶ。
第3回:肩の障害を理解し、動作改善につなげる

第3回:肩の障害を理解し、動作改善につなげる

スパイクとサーブで酷使される肩。
その複雑な動作メカニズムを理解し、障害予防と動作改善の技術を習得する。

1
肩の動作を理解
スパイク時・サーブ時の肩の動きを詳細に分析。肩関節と肩甲骨の連動性を学ぶ。
2
原因を分析
可動域制限、姿勢不良、使いすぎの3大要因を特定する方法を習得する。
3
好発部位を把握
肩峰下滑液包炎、インピンジメント症候群など、バレー選手特有の肩障害を理解する。
4
予防法を学ぶ
姿勢改善プログラムと肩甲骨モビリティドリルの実践方法を学ぶ。
5
実技実践
肩甲骨リリース技術と胸郭調整の手技を実際に練習し、現場での即戦力を養う。

第4回:腰の障害を理解し、全身連動で改善へ導く

腰は全ての動作の中心である。腰部単独ではなく、全身の連動性という視点から障害を理解し、根本的な改善へと導く技術を学ぶ。

腰部の役割 姿勢保持と動作の中心としての腰の機能
原因分析 骨盤の前後傾、腸腰筋の硬さなどを評価
好発部位 腰椎分離症、筋筋膜性腰痛などを把握
予防法 体幹安定性と股関節可動性の向上
実技実践 腸腰筋リリース、骨盤調整、アライメント修正
実践コース修了後の展開

実践コース修了後の展開

習得できる力

  • 障害と外傷を現場で見分ける判断力
  • 膝・肩・腰の障害メカニズムの理解
  • 原因分析と予防プログラムの立案力
  • 実践的な整体技術と調整手技
  • 選手の不安を解消するコミュニケーション力

これらの力により、選手を守れる指導者として自信を持って現場に立てるようになる。

次のステップ

極みコースへ進級
実践コース修了者は、より高度な技術を学ぶ極みコースへの進級が可能である。

極みコースでは、さらに専門的な評価法や、複雑な症例への対応技術を習得していく。 実践コースで築いた基礎の上に、プロフェッショナルレベルの技術を積み上げることができる。